「まずい青汁」はメーカーのトリック

2011.06.23

健康食品にせよ化粧品にせよ、私たちはどうも「天然成分」という文句に弱いようです。ところが、いざフタを開けてみると、その内容がまるでわかっていないのではないでしょうか。原材料のことなど何も考えず「合成」栄養補助食品を平気でとっていたり、たくさんの合成化学物質に、ほんの少し含まれる植物性成分が肌にいいと信じたりして、せっせと「合成化粧品」を塗っているのです。もう一つ、健康食品のカラクリがわかる象徴的な話があります。「まずさ」で有名になってしまった青汁。テレビのバラエティ番組では、罰ゲームにこれを飲むなんていう場面もあったりして、目をつむり鼻をつまんで一気に飲みほすタレントを見て、私もつられて思わず顔をしかめたことがあります。皮肉なことに、「まずい=身体にいい」という印象が定着し、製品の売上は順調のようですが、まずいのにガマンしながら飲んで、果たして身体に効くものでしょうか。健康食品の条件は毎日続けられるということです。とすれば、まずい青汁はその趣旨に反しています。治療目的の薬ならやむを得ないものの、これはあくまで食品ですから、できれば「おいしい、明日も飲みたい」と思いたいものです。ところが、青汁は、あえてまずいことを売り文句にしている。これは明らかに「良薬は口に苦し」という認識を逆手にとったメーカー側のトリックといえます。実は、本当の青汁は決してまずいものではないのです。